皆さんが設置された浄化槽(合併処理浄化槽)は、皆さんそれぞれで管理することになります。
その際にご注意していただきたい点をまとめました。
浄化槽は、微生物の働きを利用してトイレやお風呂、台所などからの生活排水をきれいにする装置です。このため、微生物が活動しやすいようにきめ細やかな維持管理を行うことが大切です。
浄化槽の維持管理は保守点検、清掃、法定検査の3つに分かれ、浄化槽法でそれぞれ定期的に実施することが使用者に義務づけられています。
この作業は機械の点検・調整・補修や消毒剤の補給などを行います。
なお、浄化槽の保守点検を委託する際は、県の登録を受けた業者に委託してください。
浄化槽内にたまった汚泥を抜き取るのが清掃です。年1回以上行ってください。
市長の許可を受けた浄化槽清掃業者が行うことになっていますので、許可業者に委託してください。
浄化槽をお使いの方には、浄化槽法に基づき次の法定検査が義務づけられています。
この法定検査は栃木県知事が指定した検査機関である一般社団法人栃木県浄化槽協会(新しいウィンドウが開きます)が行います。
浄化槽を使い始めてから3~8か月の間に、水質に関する検査を受けなければなりません。
この検査は、設置工事が適正に行われたか、設置された浄化槽に不備は無いかを確認します。
使用開始後は、毎年1回、外観検査や水質検査、書類検査を受けなければなりません。
この検査では、日頃の保守点検や清掃が適正に行われ、浄化槽が正しく機能しているかどうかを総合的に確認します。
法定検査の申し込みは、保守点検を委託している業者、もしくは一般社団法人栃木県浄化槽協会にご相談ください。
一般社団法人栃木県浄化槽協会
https://www.tochigi-jyokaso.or.jp/(新しいウィンドウが開きます)
〒321-0933
栃木県宇都宮市簗瀬町2390番地
電話:028-633-1650
FAX:028-633-1036
浄化槽は微生物の働きを利用しているため、間違った使い方をすると微生物が死んだり弱ったりして、浄化槽の機能が損なわれる事があります。
いくら専門の業者に維持管理を頼んでも、使う側の心づかいが欠けていては、浄化槽の能力を十分発揮させることはできません。日頃の管理や使い方が特に大切になります。