さくら市の旧町である「喜連川町」。
「喜連川」という名前の起こりは、むかしから町内を流れる荒川の近くにキツネが多く住んでいて、そこから「狐川」と呼んだことが始まりだといわれていました。
そんな荒川に面した山すそは、どうゆう訳か、春と秋の陽気の良い夕暮れの頃に、松田から鷲宿山谷にかけて赤い火が点々と灯ります。
ついては消え、消えてはつく様子は、とてもきれいな幻の世界だったそうです。
この不思議な光景を、人々は「キツネの嫁入り」だと言っていました。
そんな言い伝えから、市民が中心となって「きつねの嫁入り」が開催されました。