1955(昭和30)年7月26日 指定
さくら市喜連川
れん光院 蔵
1688(貞享5)年
像高91cm
西嶋伊賀守時次 作
れん光院境内に安置される銅像の阿弥陀如来坐像です。台座にある銘文によると、1688(貞享5)年に仏師の井上運源が鋳型をつくり、鋳物師の西嶋伊賀守時次が鋳造しました。
現在、井上運源や西嶋伊賀守時次の他の作品について分かっていませんが、新宿区で一番古い1682(天和2)年に鋳造された誓閑寺の梵鐘や同じく新宿区の浄栄寺の梵鐘には、西嶋伊賀守藤原兼長の銘があります。
年代も近いことから、同系列の鋳物師がこの仏像の鋳造を手がけたと考えられます。