児童生徒の学力や学習の状況を把握・分析し、今後の学習指導の改善に役立てることや教育に関する継続的な検証サイクルを確立することを目的に、文部科学省が実施しています。
調査内容は、小学校6年生(国語・算数・理科)と中学校3年生(国語・数学・理科)を対象に、教科に関する調査と質問紙調査を行います。
※この調査結果は、子どもたちが身に付けるべき学力の一部であり、学力や学習状況、学校の教育状況などのすべてをあらわすものではありません。
さくら市の児童生徒がどの程度なのかは、次のような全国平均正答率と比較したポイントの差で示しています。
全国平均と比べて |
||
+5.0P以上 | ⇒ | 大きく上回る |
+2.0Pから+4.9P |
⇒ | やや上回る |
-1.9Pから+1.9P | ⇒ | 全国平均並み |
-4.9Pから-2.0P | ⇒ | やや下回る |
-5.0P以下 | ⇒ | 大きく下回る |
教科 | 全国平均と比較して |
国語 | 全国平均並み (全国平均は上回る) |
算数 |
全国平均並み (全国平均は上回る) |
理科 | やや上回る |
教科 | 全国平均と比較して |
国語 |
やや上回る |
数学 | 全国平均並み |
理科 |
全国平均並み (全国平均は上回る) |
理科の調査は3年ごとに行われます。今回(令和4年度)を含めた過去3回の平均正答率の全国との差の推移は以下のように小中ともに上回ってきています。
この調査では、子どもたちの学習や生活状況に関する質問紙(アンケート)調査も実施されました。
学習意欲、学習方法、学習環境、家庭学習などに関する調査です。
小学6年生 | 全国平均と比較して |
国語がよくわかる児童 | 全国平均並み |
平日1時間以上勉強している児童 | 大きく上回る |
自分には良いところがあると思う児童 | やや下回る |
中学3年生 | 全国平均と比較して |
国語がよくわかる生徒 | 全国平均並み |
平日2時間以上勉強している生徒 | 全国平均並み |
自分には良いところがあると思う生徒 | やや下回る |
4時間以上 | 17.0% |
3時間以上、4時間より少ない | 18.0% |
2時間以上、3時間より少ない | 24.6% |
1時間以上、2時間より少ない | 23.4% |
1時間より少ない | 12.2% |
全くしない | 4.8% |
4時間以上 | 15.2% |
3時間以上、4時間より少ない | 11.3% |
2時間以上、3時間より少ない | 24.9% |
1時間以上、2時間より少ない | 26.2% |
1時間より少ない | 11.4% |
30分より少ない | 4.6% |
スマホなどを持っていない | 6.4% |
学力調査結果の分析、学力向上改善プラン・レポートの作成と実践
学力向上推進リーダー派遣事業【H30~】
→深い学びに向けた授業改善
若手教員の指導力向上
漢字検定・英語検定の助成【R2~】
さくら市学力調査の実施【H29~】
→ 年度途中にテストを実施。課題を把握し、年度内に対策を行う
放課後や土曜日の学習支援事業(さくら未来塾)の実施【H30~】
→ 水曜日の放課後、数学と英語の補習を中心に実施。
土曜日10月からの中学校3年生を対象にした受験対策の実施。
地域の学習サポーター等を講師とした学習支援。
学力向上推進研修会の実施【H29~】
→ さくら市の学力向上に向けた取り組みの共有。
各校の課題解決に向けた具体的な方策の検討。
専門家の意見を受けて新たな視点からの検証。
小中一貫教育の推進【R3~】
→ 小中一貫教育全体構想をもとに表現力の育成を重点に相互授業参観を実施。
多層指導モデル MIMの導入【R2~】
→ 小学校1・2年生を対象に、読みの流暢性を通しての読解力の向上を図る。
小学校教科担任制の導入【R4~】
さくら市の4読(読書の推奨)
※このほかにも、各校ではそれぞれの実情に合わせて様々な取り組みをしています。
学校と家庭、地域の連携が子どものよさを伸ばします。今後ともご協力をお願いします。
学校で貸し出すクロームブックは学習活動のために使うことが目的です。学習活動に関わることだけに使わせてください。
令和4年度 学力調査結果リーフレット(pdf 920 KB)