子宮頸がんは、性交渉により子宮頸部へ「ヒトパピローマウイルス(HPV)」が感染することで発症します。「ヒトパピローマウイルス(HPV)」は性経験のある男女ともに大半の方が一生に1度は感染したことがあると言われているほどありふれたウイルスです。日本では、1年間に約15,000人の女性が発症し、約3,500人が亡くなる病気です。子宮頸がんの発症は30歳~40歳がピークで比較的若い世代で発症すると言われています。多くの方は、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」に感染しても自然に治癒しますが約10%の方が治癒せずに長期感染を維持します。感染が自然に治癒しなかった一部の方が、子宮頸がんへと進行します。
20歳以上の女性
令和6年度までの子宮頸がん検診では「細胞診検査」のみを行い、がんを疑う異常細胞があるかを顕微鏡で確認していました。令和7年度からは「細胞診検査」に加えて「HPV-DNA検査」も同時に確認します。「HPV-DNA検査」は、子宮頸がんを発症させるHPVに感染しているかを確認することで、細胞ががん化する前の「前がん病変」を発見することができます。特性の異なる2つの検査を併用することで検査の精度が上がり、見逃しが非常に少なくなります。
これまでと同様に子宮頸部の細胞を一度採取するだけで2つの検査を受けることができるので身体の負担は増えません。
検診結果によって検診間隔が異なります。検診間隔については下記をご確認ください。
※医師の判断により体部がん検診を併用した場合は、3,000円(指定医療機関受診のみ)
※生活保護世帯の方は無料で受診できます。指定医療機関で受診を希望する方は、福祉課で事前に「生活保護受給者証明書」を受取り健診受診日に医療機関の窓口に提出してください。
「生活保護受給者証明書」を受診時に提出できない場合は、無料になりませんのでご注意ください。
※問診票は各指定医療機関に置いてありますので、受診当日にご記入をお願いいたします
申込期間:「健康診断のご案内」到着後から令和8年2月28日まで
受診期間:令和7年5月1日から令和8年2月28日まで
さくら市
矢板市
乳がんになるリスク因子はいまだ詳しいことがわかっていませんが、性ホルモンのエストロゲンの影響によるものと言われています。乳がんは9人に一人が診断されている身近ながんです。特に40歳~50歳の若い世代に多い病気です。しかし、がんが小さなうちに発見し治療を行うことで90%以上が治る可能性が高い病気でもあります。
集団健診
指定医療機関
超音波(エコー)検査(30歳~)
30歳代は乳腺が発達しているためマンモグラフィ検査で判別しにくい乳がんを発見することができます。
マンモグラフィ検査(40歳~)
一般的に40歳を過ぎると乳腺が少なくなるため、石灰化や乳腺の全体像を明確に捉えらえられ初期のしこりを作らない乳がんを発見することを得意とするマンモグラフィでの検査が推奨されます。
超音波(エコー)検査
ゼリーを塗った乳房の上からプローブという小さな器具をあてて、反射波を画像化して乳房内を調べる検査です。放射線を使用しておらず、被ばくもありません。「しこり」の診断を得意としており、手で触ってもわからないような数mmのしこりを見つけることができます。
マンモグラフィ検査
乳房を板で圧迫し、薄く伸ばした状態で撮影します。伸展しにくいような乳房や、乳腺が張った時期などでは痛みを伴うことがあります。生理前の時期で乳房痛がある方などは、生理が終わったすぐあとの乳腺の柔らかい時期に撮影すると痛みが少なく、乳房が薄く広がった、よい画像が得られやすいです。
集団健診
※40歳以上の方で超音波(エコー)検査のみを希望した場合も自己負担金は1,000円です
※生活保護世帯の方は無料で受診できます。
指定医療機関
※クーポン券を忘れると無料になりませんので、ご注意ください。
申込期間:「健康診断のご案内」到着後から令和8年2月28日まで
受診期間:令和7年5月1日から令和8年2月28日まで
さくら市
矢板市