令和7年3月14日に資生堂ジャパン株式会社と栃木県との協力により、がん経験者のための外見ケアセミナーを開催しました。セミナーには、がん経験者やその家族など6名が参加されました。
セミナーに協力いただいた資生堂ジャパンは、がん治療の副作用による外見の変化に悩む方の支援のために、スキンケアやメイクで悩みをカバーする「外見ケア」の普及活動を行っています。
令和5年9月に資生堂ジャパンと栃木県とが、がん対策に関わる連携協定を結んでおり、県民のがん対策の推進に向けた取り組みの一環として、本セミナーの開催が実現しました。
がんに罹患された方は、がん治療によって「皮膚のくすみ」「髪や眉、まつ毛の脱毛」などの「外見の変化」が生じることがあります。
そこで今回、資生堂ジャパンより外見ケアの専門家である「ソーシャルエリアパートナー」を講師として招き、がん患者さんやそのご家族、医療従事者を対象として、実践的な外見のケアについて実習形式で楽しく学べる機会を設けました。
参加された方の中には、もう何十年も化粧をしていないという方や、がんの家族のために参考にしたいとお話しされる方もいました。
皆さんお化粧をすると、表情が生き生きとし、普段とは違うメイクを楽しんでおり、内面から健康になっている様子がうかがえました。