農福連携は、障がい者等が農業分野での活躍を通じて、自身や生きがいを創出し、社会参画を実現するとともに、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる取組です。
この取組は、近年、全国的に広がりをみせており、栃木県内やさくら市においても農作業を障がい者福祉施設が請け負う取組が進んでいます。
農福連携の取組には、農業者と福祉施設が、農作業に関する請負契約を締結する「(1)作業受委託型」のほか、農業者が障害者を直接雇用する「(2)直接雇用型」、福祉施設自らが営農を行う「(3)福祉による農業参入型」があります。
栃木県内では、具体的に以下のような作業が受委託されています。
収穫、葉かき(古葉のかき取り)、箱折り(いちごのパックを入れる箱の組立)
収穫、除草、捨て刈り(柔らかいにらを収穫するために、固くなったにらを刈り取る)
剪定枝・落ち葉拾い(なしの収穫後に切った枝や落ち葉を拾い集める)
収穫、芽かき(収穫に備え不要な芽を取り除く)、定植(ポット等で生育した苗を畑に植え 替える)
選別(出荷できる豆とできない豆を分ける)、除草
栃木県では、「とちぎセルプセンター」を核に、県内の農業者と福祉施設の意向を一元的に集約し、適切な連携先を紹介する「農福連携マッチング」を進めています。
農福連携マッチングでは、とちぎセルプセンターが共同受注窓口となり、県農業振興事務所もサポートしながら農作業受委託までの手続きを進めています。
初めて農福連携に取り組む方、農福連携に興味を持った方はお問い合わせください。
電話:028-622-0433
https://www.tochigi-selp.jp/(外部サイト、新しいウィンドウが開きます)
電話:0287-43-1252
https://www.pref.tochigi.lg.jp/g01/work/nougyou/shokutonou/h24universal01.html(外部サイト、新しいウィンドウが開きます)