「災害から自分自身や大切な人を守るための備えは十分ですか?」
この質問に、皆さんは「十分備えている」と答えることができるでしょうか。
「災害の状況を想像できない」「防災が大事なのは分かるけど、何をどのくらい準備しておけば良いのか」・・・。
そんな皆さんに知っていただきたいのが「備える」けど「災害のためだけに備えない」防災=フェーズフリーです。
フェーズフリーとは、「いつも」と「もしも」の2つのフェーズ(局面)をフリー(自由)にするということです。
「いつも=日常時」と「もしも=非常時」を分けることなく、日常の身の回りで使っているモノやサービスを災害時にも役立てよう!という考え方です。
「備蓄品を買っておいたのに消費期限が過ぎていた」「防災ラジオを使おうと思ったら壊れていた」などは、防災備蓄によくある話です。
また、「備蓄品を置くスペースがない」「防災用品は高い」などの理由から、なかなか備蓄が進まないのではないでしょうか。
そこで、フェーズフリーで備えるモノ・サービスの例を、4つのカテゴリに分けて紹介します。
この他にも、気付いていないだけで、災害時に役立つものはたくさんあります。
日常の生活の中で、「これは災害時にも役立つのでは」というフェーズフリーの視点を取り入れることで、「備える」という特別な意識を持たなくても災害に備えることができます。