イノシシは本来、警戒心が強いため、人間が活発に行動している時間帯を避け、夕方から早朝にかけて活発に行動する傾向があります。(夜行性であるというわけではありません)
イノシシと出会わないために、夕方や早朝に散歩などをする場合は、音や光で知らせるなど、人間の存在を知らせる工夫をしてください。
野生獣と出会ってしまったときは、静かにその場を立ち去ってください(急に動くとイノシシ等が驚いて、思わぬ事故につながります)。また、物陰に身を隠したり、高いところに移動したりするなど、安全を確保してください。
野生獣との距離が離れている場合、不用意に接近したりせず、避難することが大切です。
野生獣との距離が近い場合、大声で威嚇したり、棒を振り上げたり、石を投げたりせず、その場から離れましょう。
野生獣の逃げ道が、人間がいる方向に限られる時には接近してくることがあります。その際には、野生獣の逃げ道を明け渡しつつ、安全な場所に避難しましょう。野生獣が興奮状態にあるときや威嚇行動を示している場合、早くに避難する必要があります。
安全な場所とは、野生獣から人間が見えない場所や簡単に登れない場所です。周囲に住宅があれば住宅内に避難したり、立木に登るのも有効な避難方法です。