豚熱の感染拡大防止にご協力をお願いします。
豚熱の国内での発生が多数確認されています。
さくら市内でも感染した野生イノシシが令和4年2月に初めて確認されました。
感染拡大防止のご協力をお願いします。
豚熱とは
豚熱とは豚熱ウイルスにより豚とイノシシが感染する熱性伝染病です。高い感染力と致死率が特徴です。感染した個体の唾液、涙、ふん尿中にウイルスを排出し、感染個体や汚染物品等との接触等により感染が拡大します。治療法が無く、発生した場合は畜産業界への影響が甚大であることから、家畜伝染病予防法の中で家畜伝染病に指定されています。
豚熱は豚、イノシシの病気であるため人には感染しません。
感染した豚、イノシシには以下の症状が見られます。
- 発熱、元気消失、食欲減退
- 便秘、下痢
- 結膜炎(目やに)
- 歩行困難、麻痺、痙攣
- 耳翼、下腹部または四肢等の紫斑
- 削痩、被毛粗剛(いわゆるひね豚)
豚肉等の安全性
豚は、都道府県等の畜検査員(獣医師)が異常や疾病がないか検査し、合格したものだけが市場に流通します。
感染した豚の肉や内臓が市場に出回ることはありません。
内閣府食品安全委員会は仮に豚熱に感染した豚の肉や内臓を食べても人体に影響はないとしています。
皆さまへのお願い
野生イノシシの死体を発見した方は連絡を!
死亡した野生イノシシは豚熱に感染している可能性があります。死亡個体にはなるべく近づかず市の農政課(028-681-1117)に連絡をお願いします。
山から帰るときはタイヤや靴底の泥汚れをよく落とす。
ハイキング、山林での作業、狩猟などの目的で入山する方は感染した野生イノシシの体液が車両のタイヤ、靴底に付着し感染が拡大するケースがありますのでウイルスの媒介源とならないために下山の際はタイヤや靴底の泥汚れを落としてから下山をお願いします。
生ごみ等の管理を徹底する。
野生イノシシは人が出した生ごみなどをエサにします。野生イノシシの活動範囲を拡大させないためにハイキングや狩猟など野外活動で発生した生ごみは持ち帰りをお願いします。また、人家付近への接近を抑止するため、生活ごみはごみ袋をしっかりと密閉して捨てることをお願いします。
養豚施設は原則、立入禁止!
養豚施設にて豚熱が発生した場合は全頭殺処分となり養豚農家への被害が甚大となります。感染拡大防止のために不用意に養豚施設に立ち寄らないようお願いします。どうしても立ち入る必要がある場合は事前に施設の許可を得て指示に従った感染防止対策をお願いします。
農場周囲の草刈り・伐採・整理整頓を!
感染した野生イノシシの豚熱ウイルスが農場の周辺に存在していた事例が確認されています。農場に野生イノシシが接近すると、豚熱ウイルスの侵入リスクが高まりますので、近づかせないことが重要です。農場周辺の土地所有者におかれましては、農場周囲の餌場となりやすい場所や隠れやすい場所の草刈り、伐採、整理整頓をお願いします。
感染防止対策
野生イノシシへの経口ワクチンの散布(栃木県にて実施)
問い合わせ
さくら市 農政課 農林整備係・振興係 028-681-1117