瀧澤家住宅展覧会「永遠の技 瀧田項一・史宇・さりな展」
栃木県指定文化財瀧澤家住宅
-永遠の技-瀧田項一・史宇・さりな展
栃木県文化功労者であり、陶芸界の巨匠として魅力ある作品を制作し、栃木の陶芸界を常に牽引し続けた瀧田項一(1927-2022)。その功績は高く評価され、大胆かつ緻密な作品は多くの人を魅了してやみません。このたび、瀧田項一、瀧田史宇(作陶家・長男)、瀧田さりな(キャンドルartist・長女)のそれぞれの世界を紹介します。瀧田familyの類まれなる才能の競演は瀧澤家住宅において、壮大な空間が生まれることでしょう。ぜひそれぞれの作品を間近でご覧いただき、瀧田familyの芸術観に触れてください。
瀧田項一
1927年栃木県那須烏山市生まれ。
東京美術学校(現・東京藝術大学)で富本健吉に学び、卒業後、益子の濱田庄司に入門した。
1949年より福島県会津本郷町で築窯、独立。
その後、バングラデシュ、ドイツ、トルコ等を歴訪し現地での作陶指導を行う。
帰国後は沖縄県立芸術大学で教壇に立ち、多くの後進を育てた。
民芸運動を自身の制作に投影し、歴史に残る名品を制作した。
2022年1月23日没。
瀧田史宇
1956年福島県会津若松市生まれ。
京都外語大学、京都工業試験所研修科を卒業後、父・項一のもとで作陶を学ぶ。
1981年よりスペイン留学、マドリッド大学外国人課程修了、同市にて個展開催。
帰国後は1985年より国画会展に出品、入選を続ける。1986年、再度スペインへ留学、バルセロナ・マサーナ美術学校終了。
帰国後は1993年、国画会会友、2001年会員。
瀧田さりな
バングラデシュ生まれ。
15歳の時に単身渡米し、The Hockaday School(テキサス州ダラス)高等部、Orme School(アリゾナ州)を卒業、
プラット・インスティテュート(NY)美術大学で学ぶ。卒業後はアメリカの大手デザイナー社で活動するが、30歳で帰国。
日本国内ではジョン・レノン、マイルス・デイビス関連の版権会社で通訳やデザインの仕事を手掛ける。
同時にキャンドルartを始め、個展を開催するなど、独特の世界観でキャンドル制作を続けている。現在横浜市在住。
開催期間
令和4年11月12日(土曜日)~12月18日(日曜日)
午前9時~午後3時30分(最終入館は3時まで)
【休館日】月曜日、第3火曜日、祝日の翌日
会場
栃木県指定文化財 瀧澤家住宅 鐵竹堂 (栃木県さくら市櫻野1365番地)
観覧料
一般100円(学生以下無料)
会期中のイベント
※瀧澤家住宅入館の際には観覧料がかかります(一般100円学生以下無料)
ギャラリートーク
11月12日(土曜日)午後1時30分~午後2時
瀧田史宇氏「父・瀧田項一と作陶の歩み」
11月20日(日曜日)午後1時30分~午後2時
瀧田さりな氏「瀧田項一とキャンドルアートの世界」
場所:瀧澤家住宅
※入館料でどなたでもご参加できます。
〇注意事項
※新型コロナウィルス感染症の影響により、予告なく会期や内容等が変更になる場合があります。
ご来館の際は事前にお電話や当ホームページなどで最新の情報をご確認くださいますようお願いいたします。