お丸山公園駐車場にオブジェを寄贈していただきました
お丸山公園駐車場に、彫刻家の清宮大輔氏による大谷石の彫刻作品の寄付がありました。
作品について
作品名
ウインド(風)
作者
清宮 大輔 氏
作品概要
大谷石を使った縦、横、奥行きとも約1.3メートルのオブジェ。お丸山の名にちなみ、丸みを帯びた輪郭が特徴。中心に丸い空間を設けており、「お丸山にやさしい丸い風が吹くといい」との思いが込められている。
寄付者
小林 忠広 様(お丸山ホテル代表)
作者
清宮 大輔 氏
東京工科専門学校で建築、インテリアデザインを学び、在学中アメリカ西海岸、ヨーロッパを一人旅をして異文化の価値観、生活方式に興味を持ち始める。
卒業後は主に西武パルコ、ルミネなどを顧客に持つ建築、内装施工会社(明和工芸)でアパレル店などの内装を手掛けるが一年で退社。 道路工事やトラック運送で資金を貯め1998年4月、23歳でニューヨークへ語学留学。 数ヶ月の語学学校生活の後、1998年夏にThe Art Students League of New York(アートスクール)を訪れた際に地下に在る彫刻の教室で、鉄鑿とトンカチでカチンカチンと原始的手法で石彫をしている人間を目の当たりにし、衝撃を受けすぐにクラスをとり始める。
素描、粘土、木彫、石彫などを一から学び奨学金を受けながら夜は居酒屋やバーで働き生計をたて、9年間学校に通った後、 2009年6月から、B and H art inarchitecture(ニューヨーク市を中心に歴史的建築物の修復を行っている会社)で修復士として、石で作られた西洋建築物の装飾や教会の窓枠などの修復作業に従事(ニューヨーク公共図書館、セントパトリック大聖堂、ブルックリンブリッジ、トリニティ教会、クロイスター美術館、ロックフェラーステイツカイクゥイット、コロンビア大学など彫刻部分の修復、製作)する傍ら、自身の作品では主に木や石、土などのオーガニック素材を使用した造形作品作りを行いアメリカ、日本で発表している。 最近では母校である美術学校で彫刻のクラスも持つこともある。
2023年秋からは母校であるThe Art Students League of New Yorkにて彫刻の授業を受け持つ。