アルコールと健康について
節度ある適度な飲酒を心がけましょう
節度を欠いた飲酒は、心身の健康障害の要因となります。
健康のために自分にあった飲酒量を知り、アルコールと上手に付き合いましょう。
アルコールによる心身への影響
がんや高血圧、脳出血、脂質異常症などのリスクは飲酒量が増えれば増えるほど上昇し、飲酒量が少ないほど良いことが分かっています。
また、認知症やうつ、自殺やアルコール依存症などを引き起こす可能性もあります。
その他、本人の健康問題のみならず、飲酒運転、暴力、虐待、自殺などの様々な問題にも密接に関連しています。
お酒の影響をうけやすい3つの要因
(1)年齢
高齢者は体内の水分量の減少等で、若い頃と同じ飲酒量であってもアルコールの影響が強く現れ、転倒や骨折、筋肉の減少の危険性が高まります。
10代はもちろんのこと、20代の若年者は脳の発達の途中にあるため、健康問題のリスクが高まる可能性があります。
(2)性別
女性は、一般的に男性と比べて体内の水分量が少なく、分解できるアルコール量も少ないため、アルコールの影響を受けやすいことが分かっています。
(3)体質
アルコールを分解する酵素の働きの強さ・弱さなどは個人によって大きく異なります。
分解酵素の働きが弱い人は、少量の飲酒でも顔が赤くなったり、動悸や吐き気を引き起こす可能性があります。
「節度ある適度な飲酒」の量とは
厚生労働省の示す指標では「節度ある適度な飲酒」は、1日平均純アルコールで20g程度の飲酒といわれています。
お酒の種類 | ビール | 日本酒 | 焼酎 | ワイン | ウイスキー | 缶チューハイ |
---|---|---|---|---|---|---|
度数 | 5% | 15% | 25% | 14% | 43% | 7% |
量 | 500ml | 180ml | 約110ml | 約180ml | 60ml | 約350ml |
!要注意!
ストロング系のお酒(度数9%)350mlに含まれる純アルコール量は25g。350ml缶1本で既に「節度ある適度な飲酒」の純アルコール量を超えてしまいます。
手軽にアルコール量をチェック!アルコールウォッチ
飲んだお酒の種類と量を選択すると「純アルコール量」と「分解時間」を簡単に把握できる厚生労働省が作成したWebツールです。
アルコールウォッチ(厚生労働省)(新しいウィンドウが開きます)
アルコール問題でお悩みの方、アルコール依存症でお悩みの方
栃木県依存症対策(相談窓口等)
https://www.pref.tochigi.lg.jp/e05/welfare/hoken-eisei/gambling-soudan.html(新しいウィンドウが開きます)
関連資料
厚生労働省
- 健康に配慮した飲酒に関するガイドラインについて(新しいウィンドウが開きます)
- e-ヘルスネット(飲酒に関する情報提供)(新しいウィンドウが開きます)