子宮頸がん予防接種
子宮頸がんとは
子宮頸がんは、子宮頸部(子宮の入口)にできるがんで、ヒトパピローマウイルス(HPV)が持続的に感染することによっておこります。
このウイルスは、女性の多くが「一生に一度は感染する」といわれるウイルスです。
感染しても、ほとんどの人ではウイルスが自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。
ワクチンの効果
HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類のものがあります。
HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
厚生労働省のホームページにリーフレットが掲載されています。詳しくはこちら(新しいウィンドウが開きます)をお読みください。
ワクチン接種
下記対象者で、ワクチン接種を希望される方は健康増進課までご連絡ください。
定期接種の対象となる小学校6年生の女子の方には、令和7年5月頃に予診票等を送付する予定です。
また、接種するワクチンの種類によって接種方法が異なります。医療機関の医師と相談のうえ接種するワクチンを決めてください。
なお、高校1年生に相当する年齢の女子の方は、公費による接種が最終年度(令和8年3月31日までで終了となります)となるため、接種を希望する方はお早めに接種をご検討ください。接種は合計3回で、完了するまでに約6か月間かかります。
対象
さくら市に住民登録がある小学校6年生~高校1年生に相当する年齢の女子
費用
無料
接種方法
医療機関での個別接種
市内の予防接種実施医療機関
医療機関名 | 電話番号 | 住所 |
---|---|---|
岡医院 | 028-681-1251 | 櫻野928-8 |
おのこどもクリニック | 028-681-1600 | 狹間田1923-1 |
さくら産院 | 028-682-3000 | 氏家2190-5 |
佐藤クリニック | 028-681-7666 | 卯の里1-17-1 |
佐野医院 | 028-686-2002 | 喜連川4413 |
高瀬小児科医院 | 028-682-5511 | 氏家1916 |
仲嶋医院 | 028-681-7755 | 氏家3245-17 |
花塚クリニック | 028-686-7667 | 喜連川841-1 |
半田クリニック | 028-682-3270 | 北草川2-13-1 |
檜山医院 | 028-682-2730 | 櫻野1220 |
森島医院 | 028-682-2116 | 櫻野1308 |
ワクチンの種類・接種間隔
公費で接種できるワクチンは3種類あります。
- 2価ワクチン(サーバリックス)
- 4価ワクチン(ガーダシル)
- 9価ワクチン(シルガード)
接種間隔は、ワクチンの種類によって異なります。
3種類いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましいとされています。
(※1)1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合は、3回目の接種が必要になります。
(※2・3)2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
(※4・5)2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。
接種回数
3回接種
ただし、9価ワクチンについては、1回目を15歳になるまでに接種開始した場合は2回で完了することが可能です。
※原則として1回目に接種したワクチンと同じ種類のワクチンを最後まで接種します。
接種に必要なもの
- 予診票
- 母子健康手帳
- 健康保険証等
栃木県内定期予防接種相互乗り入れ事業協力医療機関で接種する場合
栃木県内定期予防接種相互乗り入れ事業協力医療機関などの詳細は、栃木県医師会ホームページ(新しいウィンドウが開きます)でご確認ください。
栃木県外や栃木県内定期予防接種相互乗り入れ事業協力医療機関以外で接種する場合
接種前に、健康増進課への申込みが必要です。健康増進課窓口にてさくら市指定外医療機関定期予防接種申込書(pdf 75 KB)を記入していただいた後に予診票等をお渡しします。
その後、医療機関に予約し接種してください。医療機関で接種費用を全額お支払いいただき、後日市に申請していただくことで助成します。
キャッチアップ接種の経過措置について
子宮頸がん予防ワクチンは、平成25年6月より積極的な勧奨を差し控えていましたが、令和3年11月26日の厚生労働省の通知により、個別勧奨が再開されることとなりました。積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会を確保する観点から、平成9年度生まれから平成19年度生まれの女子を対象に、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間、キャッチアップ接種が行われました。
予防接種法施行令において定めれらていたキャッチアップ接種期間は令和7年3月31日までとされていましたが、令和6年度におけるワクチンの大幅な需要増により、子宮頸がん予防ワクチンの接種を希望しても受けられなった方がいる状況等を踏まえ、令和7年3月31日までに接種を開始した方が、全3回の接種を公費で完了できるよう、キャッチアップ接種の経過措置が設けられました。
対象
- キャッチアップ接種対象者(平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女子)のうち、令和4年4月1日から令和7年3月31日までに子宮頚がん予防ワクチンを1回以上接種した方
- 平成20年度生まれの女子で、令和4年4月1日から令和7年3月31日までに子宮頚がん予防ワクチンを1回以上接種した方
接種期間
キャッチアップ接種期間(令和7年3月31日まで)終了後、1年間
接種後の注意
ワクチン接種後に気になる症状が出たときは、まずは接種医療機関やかかりつけの医師にご相談ください。
定期予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療や健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく保障を受けることができます。
詳しくは、予防接種健康被害救済制度(厚生労働省)(新しいウィンドウが開きます)をご覧ください。
相談窓口
栃木県では、子宮頸がん予防ワクチン接種後に症状が生じた方に対する相談窓口を設置しています。
総合相談窓口
保健福祉部感染症対策課
電話:028-623-2834
教育に関する相談窓口
教育委員会事務局健康体育課
電話:028-623-3418
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について(栃木県ホームページ)
厚生労働省でも、相談窓口を設置しています。
厚生労働省ホームページ:ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防ワクチン)
子宮がん検診
子宮頸がんは、ワクチンで感染を防ぐとともに、子宮がん検診によって早期発見・早期治療することも重要です。
2年に1度は検診を受けましょう。