医療費の適正化について
安心・安全な医療を守るために、医療費の適正化にご協力ください。
国民健康保険から医療機関等に支払われる医療費は、加入者の皆さまにお支払いいただいている保険税を主な財源としていますが、生活習慣病やそれを原因とした疾病の増加、医療技術や医療機器の高度化等により、年々費用が増加しています。
そのため、今後も国民健康保険を健全に運営し、被保険者の皆さんが安心・安全な医療を受けられるよう「医療費の適正化」を進めることが大切です。
皆さんが健康の維持と増進に努め、適正受診を心がけることが「医療費の適正化」につながりますので、ご協力をお願いいたします。
かかりつけ医・かかりつけ薬局を持ちましょう
自分や家族の病歴や体質、生活習慣などを把握してくれている「かかりつけ医」がいると安心です。病気になったとき、日ごろの健康に不安を感じた時に相談できる「かかりつけ医」を持つようにしましょう。気になる症状があれば、まず「かかりつけ医」に相談し、必要があれば適切な医療機関を紹介してもらいましょう。
また、アレルギーなどの体質や薬の履歴を把握してくれている「かかりつけ薬局」を持ちましょう。新しく処方された薬と他の薬との飲み合わせの確認なども可能になり、薬による治療がより安全なものとなります。
重複受診を控えましょう
同じ病気で複数の医療機関を受診する「重複受診」は、同じ検査を何度も受けたり、同じ薬を処方されたりすることで、体への負担や副作用等、かえって体に悪影響を及ぼすことがあります。また、病院を変えるたびに初診料や検査費用がかかり、医療費増加の原因ともなります。治療について不安があるときは、ほかの病院に通院する前に、医師に伝えて話し合ってみましょう。
※セカンドオピニオン(現在示されている病状や治療方針について、他の医師の意見を求めること)とは異なります。
休日や夜間の受診を見直しましょう
軽症の方が医療機関で定めた診療時間外や休日、夜間の診療を安易に受けることで、緊急性の高い重症の方の治療に支障をきたすことがあります。また、通常の診療時間外に受診する場合、通常の料金のほかに割増料金が加算され、医療費の増加にもつながります。緊急等のやむを得ない場合以外は、決められた診療時間内に受診しましょう。
健診を受けましょう
健康状態を知ることは、健康維持や自覚症状のない病気の早期発見、早期治療のためにとても大切です。また、早期発見をすることにより、完治の可能性が高くなり、治療期間の短縮や医療費の抑制にもつながります。
さくら市では、人間ドック・脳ドック等の費用助成を行っています。健康のため、ぜひご活用ください。
ジェネリック医薬品を利用しましょう
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬(先発医薬品)の特許期間が過ぎた後に製造販売される、新薬と同一の有効成分を同一量含み、同一の効能・効果をもつ医薬品のことです。ただし、新薬が効能追加を行っている場合など、異なる場合があります。また、すべての医薬品にジェネリック医薬品があるわけではありません。
ジェネリック医薬品は、成分や効き目、安全性は新薬と同等ですが、開発費がかからないため値段が安く、医療費の削減に役立ちます。
ジェネリック医薬品へ変更を希望される場合は、病気や体質などによって効き目や副作用などが異なる場合がありますので、医師や薬剤師にまずは相談しましょう。
休日や夜間に急病になったとき
急な病気やけがで心配なとき、病院を受診すべきか等の判断に迷ったときは、まずは救急電話相談を利用しましょう。
なお、この電話相談は診療行為、医療行為を行うものではなく、電話でのアドバイスにより相談者の判断の参考としていただくものです。
緊急、重症の場合は迷わず119番をご利用ください。
とちぎ救急医療電話相談(大人の救急電話相談)
大人(おおむね15歳以上の方)を対象とした救急電話相談です。
救急車要請や医療機関受診の要否、家庭での対処方法等について看護師がアドバイスします。
- 相談時間 毎日 午後6時~午後10時
- 電話番号 局番なしの#7111
携帯電話やプッシュ回線以外の場合は、028-623-3344
とちぎ子ども救急電話相談
子ども(おおむね15歳未満の方)を対象とした救急電話相談です。
家庭での対処方法などを、経験豊富な看護師がアドバイスします。
- 相談時間 月曜日~土曜日 午後6時~翌朝8時
日曜日・祝日 24時間(午前8時~翌朝8時) - 電話番号 局番なしの ♯8000
携帯電話やプッシュ回線以外の場合は、028-600-0099 - 相談内容 子どもの急な病気やけがに関する相談
慢性疾患や育児相談には応じられませんのでご注意ください。