緊急事態宣言下で連日行われてきたオンライン授業、その現場。廊下を行くと、各教室では先生が一人だけで機器に向かって話をされているのが見えます。さぞご苦労もあるのだろうと教室に入ると、聞き取りやすい声でやりとりする子どもたちの声と先生の的確な一言が繰り返され、拍手も。小学校低学年でも見事、自然にPC 端末を使いこなして、教室にいるのと変わらない、活きた授業が展開されていました。その指導力と子どもたちの素晴らしさに驚きました。
GIGA スクール構想は、児童生徒一人一台のタブレット端末と高速大容量（10 ギガ）の通信ネットワークを全国同時に整備する大事業ですが、これは実は菅義偉第 99 代総理の強い指導力によるものだそうです。官房長官在任中から、携帯電話と同等の通信料が学校で使われ始めたタブレットごとにかかる事を問題視されていた事は私も知っていました。さくら市の児童生徒分の通信料だけで毎年 2 億円以上かかる見込みでした。それが一転、一台ごとの通信料は発生しない仕組みで、全国の最先進地と変わらぬ装備が一斉に実現したのです。本市でも構想以前からの取組みが活きています。動きが早いこの分野、各方面で進展を目指します。

令和3年10月1日                                                                   さくら市長  花塚  隆志