最も好きな1曲の題名だ。
雨の季節。緑雨、穀雨、成長する植物には何よりも恵みだろう。静かな雨音には、悩む若者が落ち着きを取り戻し、大切な人と心が通じ合う、不思議な調べを感じる時もある。
しかし、大量の降雨には最大の警戒が要る。県当局は先日、ダムに関する情報共有のため、市役所に足を運んでくれた。大雨予想時の事前放流の実行、緊急放流“3時間前”及び緊急放流開始時点で知事から市長連絡するホットラインについて改めて説明された。市では本年、「市独自の河川監視カメラ」を設置する他、「防災情報伝達の機能拡充」に取り組む。
それにしても大切にしたいのは、恵まれた河川環境や丘陵など身近な自然だ。小雨の週末、「うじいえ自然に親しむ会」による「シルビアシジミ」の観察会が行われた。滅多に見ることのできない貴重な蝶で、市指定の天然記念物だがこの日は複数以上、オス・メス両方に加えて卵も確認されたという。高橋会長を中心に年間数十日にも及ぶ熱心で細やかな保護活動の驚くべき成果だ。初代加藤
会長はこの度全国表彰を受けられた。広がりゆく活動に期待が高まり続けている。

令和5年6月1日              さくら市長   花塚隆志

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